X200にArch Linuxインストール覚書
※明らかなミス(_がスペースになってたり)がちょこちょこあるので気付き次第訂正してます。。
VAIO type Pにインストールしたい人はこちら
購入してからずっと触っていなかったX200。先日X61sのXubuntuが起動しなくなってしまったので、一念発起しSSDをX200に移し替えてArch Linuxをインストールしてみました。
大まかな手順はBeginners' Guideと同じ。異なる点は
- 64bit版をインストールしたこと
- GPTを利用したこと
- grubではなくsyslinuxを利用したこと
設定が面倒なので有線でネットワークにつないでインストール作業を行いました。以下覚書
- Boot Arch Linux(x86 64)で起動
- 日本語キーボード環境だったので以下のコマンドを実行
- # loadkeys jp106
- SSD or HDDの準備。GPTを使いたいのでgdiskを使う
- # gdisk
- 先頭に1MBの空き領域を作った後、その後ろに/bootに100MB、/(root)に10GB、残りの領域を/homeに割り当てた。
- ファイルシステムを構築
- # mkfs.ext4 /dev/sda2
- # mkfs.ext4 /dev/sda3
- # mkfs.ext4 /dev/sda4
- 今回はすべて基本パーティションで切り分けたのでこんな感じに。swapは作っていません。今時のPCのメモリは山盛りなのでswapいらない。
- マウントしてく
- # mount /dev/sda3 /mnt
- # mkdir /mnt/home
- # mount /dev/sda4 /mnt/home
- # mkdir /mnt/boot
- # mount /dev/sda2 /mnt/boot
- ミラーサーバの選択
- コアシステムのインストール
- # pacstrap /mnt base base-devel
- この作業を完了すればこっちのもの。今後の作業で起動しなくなっても、インストールメディアから起動→マウント作業すればよし。
- fstabの準備
- # genfstab -p /mnt > /mnt/etc/fstab
- # nano /mnt/etc/fstab
- ボクの環境では修正箇所ゼロ。ちゃんとUUIDで記述されていた。
- chrootしておく
- ロケール、キーマップの設定
- # nano /etc/locale.gen
- # locale-gen
- これで日本語のロケールが有効に。
- # echo LANG=“ja_JP.UTF-8”$’\n’LC_MESSAGES=C > /etc/locale.conf
- # export LANG=ja_JP.UTF-8
- CUI とキーマップの設定
- 一旦再起動し、マウント→arch-chrootしてから以下
- # nano /etc/vconsole.conf
- KEYMAP=jp106
FONT=
FONT MAP= - OS のタイムゾーンの設定
- # ln -s /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
- 続いてハードウェアの時刻設定
- # hwclock --systohc --utc
- ホストネームの設定
- # echo X200-arch > /etc/hostname
- # nano /etc/hosts
- ネットワークの設定
- # systemctl enable dhcpcd@eth0.service
- 有線接続かつDHCP利用なら以上でよし。
- ブートローダーのインストール
- 今回はsyslinuxを利用する。syslinuxのインストールにはgptfdiskが必要なので
- # pacman -S gptfdisk
- # pacman -S syslinux
- # syslinux-install_update -iam
- rootパスワードの設定
- # passwd
- ここまで来たら一旦再起動。インストールメディアを取り出してSSD(HDD)から起動。
- システムのアップデート
- # pacman -Syu
- 一般ユーザーの追加
- # adduser hogehoge
- /etc/pacman.confにarchlinuxfrリポジトリを追加
- # nano /etc/pacman.conf
- 以下を追記
- [archlinuxfr]
SigLevel = Optional TrustAll
Server = http://repo.archlinux.fr/$arch - sudoのインストール
- # pacman -S sudo
- # gpasswd -a hogehoge wheel
- # EDITOR=nano visudo
- 以下をアンコメント
- # %wheel ALL ̄(ALL) ALL
- 再起動でsudoが使えるようになる。
- AUR(Arch User Repository) を使えるように
- # sudo pacman -S yaourt
- X のインストール
- グラフィックドライバをインストール
- モジュールを設定する。
- # sudo nano /etc/mkinitcpio.conf
- MODULES=“i915” と記述
- # sudo mkinitcpio -p linux
- # gpasswd -a hogehoge video
以下は完全に個人の好みです。
- Gnome-Shellのインストール
- Gnomeのユーティリティをインストール
- 中クリックとスクロールの有効化
- sudo yaourt -S gpointing-device-settings
- 再起動すると設定飛んじゃう
以上。後はFirefoxやMozcを入れればとりあえず。使える。
正直インストールの度にBeginners' Guide読んだほうが良い気がする。