Columbia Dekum トートバッグ レビュー
目次
使ってみて
良いところ
- バックパックとしても十分使えるレベルの背負い用ベルト
- しっかり閉まって動きもスムーズな天面ファスナー
残念なところ
- インナーポケットの使い勝手がよろしくない
総論
購入理由
動機
これまではバックパックを使っていたけれど、「ちょっとカバンから飲み物出したい」ってときにも肩から降ろしたり背負い直したり、電車で前に抱え直したり、ちょっとしたことに時間がかかって面倒だった。
とはいえ、手提げのカバンは重いとつらい(ノートPCを入れる)し、ショルダーバッグ系は斜めがけが好きじゃない(服がヨレるし肩に掛けるのが面倒)。
その点肩掛けできるトートバッグなら、サッとモノを出し入れできるし、ある程度重くても肩掛けだからつらくないし、ショルダーバッグよりもバックパックよりもサッと持てる。
ということで、肩掛けできるトートバッグを探すことに。
選定
- 肩掛けできる長さのベルトがあること
- 手提げだと重い
- 天面にはファスナーが付いていること
- カバンが倒れて中身を散らばるのはイヤ
- 飲食店でちょっと席を立つ際などは閉めておきたい
- 素材は化学繊維系
- ラフに扱えて汚れが目立たないように
- 形は横長より縦長
- これはシルエットの好み
- アウトドアブランド
- 下記条件を満たすとなるとアウトドアブランドが良さそう
- カタ過ぎないデザイン
- カジュアル過ぎないデザイン
- いかにも「ビジネスバッグ」的なダサさがない
- 最近はスーツ+アウトドアブランドのファッションも多い
- 上述の素材条件が満たせそう
- 下記条件を満たすとなるとアウトドアブランドが良さそう
上記条件で絞りこんでいった。 候補の中でも本商品は
- 生地が丈夫で荷物が少なくとも自立する
- 2way(バックパック)利用可能
- かつ背負い用ベルトにしっかりとクッションがあり実用的
上記2点が他製品よりも優れていたため本商品に決定。
レビュー
外観
カラーは無難に黒をチョイス。 控えめなカラーのブランドロゴのおかげで、安っぽい雰囲気はないし無用な派手さもない。
正面には2つのポケット。
上のポケットはマジックテープの1点留。マチは無いが深さがあるので、スマートフォンなんかは入れるには良し。 天面用のベルトを外していると、バックルがマジックテープに被さる。 これが実はちょうど良くて、このポケットをよく使う肩掛け時はいちいちマジックテープをベリベリしなくて良いのでストレスフリー。
下のポケットはファスナー。上のポケットと同じくマチは無いが、こちらのほうが少しだけだが更に深い。
ファスナーは裏使いしてるだけで止水タイプではなさそう。デザイン的に良いし、完全防水を求めるものでも無いしこれで十分。動きはスムーズで引っかかりもなし。
サイドにはメッシュポケット。
メッシュの目は結構細かく、ポケットの下部に穴なども無いので、砂など入ると取り出すのが大変かもしれない。 ポケットにマチは無いが、非常にストレッチが効くのでペットボトルなんかもさせる。結露してもメッシュだから水を吸わないのは良い。
天面からメインコンパートメントが開ける。
開口部のファスナーは左右隙間なく閉められる。突然の雨に見舞われても、すぐに中身が濡れてしまうことはなさそう。ファスナーの滑りは良く、開け閉めが苦にならない(閉めづらいと開けっ放しにしがち)。
肩掛け用ベルトの持ち手部分は細いく薄いが、少しクッション感があり持ちづらさはない。むしろこれ以上太くしてしまうとバックパックとして使った時に主張が強すぎると思うので、これくらいが最適解なんだと思う。
ベルトは邪魔なようにも思えるが、これのおかげで背負ったときに荷物が偏らないしファスナーへの無理な力もかからない。
背面には背負い用ベルトとそれを収納するポケット。
背負い用ベルトは十分な太さとクッション性があり、このバッグに入る程度の物量・重量なら快適に背負える。
背面のクッションは、2本のメッシュのライン上に厚いクッション、その間の部分に少し薄めのクッションが入っている(左右はクッションnなし)。かなり密度のあるクッション感で簡単にヘタることはなさそう。一方でクッションの厚みがあるため、肩掛け時は荷物が少なくても多少の厚みを感じる。
背負用ベルトの取付部はプラスチック製だが、華奢さは感じずすぐに壊れることはなさそう。
ベルトにはループがついており、ブラブラしないのが良い。
内装・機能
内部はPC用ポケットとインナーポケットのみ。 PC用ポケットは幅とマチがあるため15インチPCでも入りそう。
インナーポケットはちょっと使いづらい。
マチの無いはがきサイズ・ポストカード?サイズ程度のポケット2つが並び、その上にメッシュのポケット・ペンポケット・小物用ポケット・メッシュポケットが並ぶ。
L判サイズ・はがきサイズポケットはチケットや薄型のメモ帳を入れるには良いかもしれない。
小物用ポケットはカードサイズ。一番上のポケットは深さがあるので、カードを入れると取り出しづらい。そもそもカードは単品でカバンに入れたいシーンがあまりない(カード系って大抵財布に入れる)ので、現状はお守りとかを入れている。
メッシュポケットは小さすぎて何を入れるべきかわからない…バッグ自体深さもあるし、小物関連はおとなしくバッグインバッグを使ったほうが良い。左のポケットはギリギリiPhone SEが入った。
一方で、インナーポケットにマチ・厚みが無いおかげでメインコンパートメントは形が整っており使いやすい。マチも十分にあるため、PCと一緒に折り畳み傘やタンブラーなどを入れても型くずれしない。
おわりに
もともと普通のトートバッグを買うつもりだったが、結果として2Wayバッグでよかった。 やはり背負えると重い荷物でもラクに運べるし、両手が空くのが素晴らしい。
もちろんトートバッグの手軽さも享受できるので、肩にかけたり手に持ったりしても違和感が無いのが良い。 ファスナーがスムーズなおかげで、開け閉めにストレスを感じないことも2Way使用をより現実的にしている。
よくある3Wayビジネスバッグなどでは、肩ベルトの取り付け位置やコンパートメントのコンプレッションをろくに考えていないために、背負うと型くずれしてしまっている姿をよく見かける。
トートバッグとして使ってもバックパックとして使っても破綻しない機能性と見た目を持っているこの商品は、荷物の量やスタイルを選ばず使えるので、仕事でも休日でも使い回すにはピッタリだった。