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ITOKI サリダチェア YL6 レビュー

いまさらだけどリモートワーク用に購入。

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購入動機

職場の都合で年明けまでは通勤する勤務スタイルだったのが、1月より緊急事態宣言を受けフルリモートに。在宅勤務時はイームズ シェルチェアのリプロダクト品(安物)を使っていた。

先日必要があって久々にオフィスに行ったところ、在宅時よりもかなり作業が捗る。おそらくイスがマシなので長く座っていられる=作業継続時間が長いからだと。ノートパソコンを使っていることもあって家のイスではどうしても背中が丸まりがちで、背中や腰に負担がかかるのを感じていた。

緊急事態宣言も延長されたことだし、仮に宣言が解除されたとしても家でPCを使う機会が増えてきているので、まぁ買っても良いだろうと思って購入に踏み切った(クレジットカードのポイントが貯まってたのが決めて)。

選定

選定基準

  • ヘッドレストなし
    • 経験上使わないかつ物理的に高さがあると部屋に圧迫感が出る
  • 高さ調節必須
    • 腰と背中のためにも、作業内容(書類・PC)に応じて高さ調節できるのはマスト
  • ロッキング必須
    • 背中を丸めずとも、ロッキングで快適な視線の高さが作れそうだったので
  • 肘掛けはあってもなくても
    • 使う可能性もあるが、自宅の机引き出しがあるのでイスを机に近づけた時にぶつかって外すかもしれない
  • 色はグレー系もしくは白系
    • ソファがグレーなので統一したい
    • 黒はオフィスっぽすぎてカジュアルさがないのでグレーが無理なら白系
  • フレームはできれば黒
    • ソファ・デスク・リラックスチェア・ベッドと、気がつけばすべて黒フレームなので統一したい
  • 予算3万円程度
    • 相場がわからなかったが、前職のオフィスのイスが割と好きでそれが3万円くらいだった

候補と選定

謎ブランドの安物は買わないと決めているので、必然的に国内メーカーばかりに(ハーマンミラーとかは高すぎるので)。

  • オカモト CG-M
    • ○同じくオカムラシルフィーに近いデザインでありながら安価
    • ○グレーの色味は非常に好み
    • ×ホワイトフレームだと程よいカジュアル感だが、ブラックフレームだと一気にオフィスっぽく
    • ×納期が遅い(当時1週間〜2週間)
  • オカムラ ノーム
    • ○コンパクトかつ安価
    • ○全体がグレーカラー
    • ×背もたれが少し小さく、ロッキングの快適さに不安あり
    • 地味で「事務感」がある気が(暖色よりの写真のせいかも)
  • オカムラ ビラージュ
    • ○特徴的なデザインでオフィス感が少ない
    • ×座面だけ真っ黒なのがどうしても違和感
  • イトーキ YL6
    • ○特徴的なデザインでオフィス感がない
    • ○そこそこ安価で即納可能(当時)

ほかにも、オカムラ デュオラやイトーキ YL9も検討したが、主に価格がネックで検討から外した。

選んでいく中で「デザインのカジュアルさ・事務用品っぽくなさ」を重視するようになった(部屋で浮いた存在にしたくない)ので、最終的には特徴的なデザインのYL6にした。 「少しセイルチェアのパクリっぽい?」と思いつつも樹脂背面以外の共通点はなく、他に気になる点がなく安価で即納だったのもポイント。

使用感

色味が心配だったが、トップ画像のとおり背面はクセの無い白さ・マットさで、座面は少しグレーがかった色味で違和感はなかった(白さの比較にMacBookの充電器を座面に置いている)。

背面とフレームの隙間が思ったより大きく またフレームも太く厚く存在感があったが、フレーム1本かつ背面が白なので圧迫感はそれほどでもない。 キャスター部はしっかりした作りと質感で、面がきれいに出ているので安っぽくないし樹脂製ながら黒アイアンのデスク脚と並んでも違和感がない。 背面の質感と色的に 壁の白に馴染んでくれたので、部屋にもそれなりに馴染んでいる(と思う)。

ちなみに、合わせてチェアマットを買った。チェアマットは断然 布製がオススメ。 床の保護効果もあるが、個人的にはチェアマットはキャスターの滑り防止を期待している。たまに透明な板状のものもあるが、普通に座って足を床につくだけでも滑ってイスが動くので、むしろストレスが溜まる。オフィスのフロアにもよく採用されるカーペットに似た布生地が、個人的には一番使いやすい。

おわりに

以前に「オフィスチェアはもう買わない」と決断していた。

大学進学で上京した際に安物オフィスチェアを購入して使っていたのだが、当時は家が狭かったこともあり大きめのオフィスチェアは非常に圧迫感があった。その時の記憶もあって、それから数年後に転職で都内に戻って来た際もやはりオフィスチェアは買わなかった。何より、家でデスク長時間に向かう=ほぼ仕事だったため、「どうせ仕事するなら会社に行けばいい。イスも家より快適だし、外部ディスプレイもあるし、空調も効くし」と、在宅環境にお金をかける必要がなかった(当時は仕事も非常に楽しかったし、休日のオフィスは人もおらずマイナス要素がなかったのも大きい)。

ところが昨今の事態でそもそもオフィスにいけなくなったので、在宅環境にお金をかける意味ができてしまった。イスを買ってしまったせいでむしろ今のオフィスより快適になったので、オフィスの魅力が半減した。また数年して通勤が当たり前になれば「こんな立派なイスいらねーな」となるのかも。

<追記>アームレストを付けた